危険物!?

お騒がせしましたm(_ _)m

さてさて、災害・オウム対策調査特別委員会の傍聴レポートをひとまずアップし終わりました。そして、私の性分としてもここはやっぱり正直に書かなくちゃと思います。

 

まずは、1月23日の災害・オウム調査特別委員会(以下、災害オウム委員会と省略します。)で問題になった汚染土を日本共産党の議員さんに託したのは私です。他にも陳情人の方がいるので、その方たちがあらぬ疑いを掛けられるようなことがあってはいけませんので、ここに書いておきます。


[参照]

2015/1/23(金)災害・オウム対策調査特別委員会(2)

2015/1/23(金)災害・オウム対策調査特別委員会(3)

 

私は災害オウム委員会の前日に、袋詰したのち紙袋に入れたその汚染土を持って、足立区議会の日本共産党控室を訪れました。委員であるぬかが議員、はたの議員には直接お会い出来ませんでしたが、事情を話したところ一晩控室で預かっていただけることになり、委員会の資料として使うかどうかは翌日両委員に直接ご相談するということになりました。

 

この汚染土ですが、2012年11月に近所の駐車場の縁石で採取したものです。表面は土というか砂利に近いかもしれませんが、底部には細かい土も含まれています。


約1kgを採取しましたが、シンチレーション式の測定器で、350ccの容器で15分の測定。結果は今でもにっこり館さんのHPで公表されていますが、セシウム合計で19,000Bq/kg以上ありました。


実は当時このあたりで空間線量の定点観測をしていたのですが、どうも一定の方向に向けると数値が上がるのでおかしいな~と思い、いわゆる直置きをして測定してみたらえらく高い数値が出てしまったというわけです。どこにでもありますよね、こんな感じの駐車場の入り口なんて。


これは困ったな~と思って、足立区の危機管理課に直接相談に行きました。その日は担当者がいなくて、後日お電話をいただいて相談させてもらったのですが・・・。要は、「区道は工事課の管轄だからそちらで聞いてくれ」というものでした。区道かどうかも自分で工事課に電話して確認しました。ここが区道だということははっきりしたのですが、空間線量で0.25μSv/h以上なければ低減対策もしない、1mの高さで1μSv/hなければ除染しないと区は言っていましたので、なぜかその時はそこで諦めてしまったんです。

さて、これをなぜ共産党の議員さんに持って行ったかですが・・・与党議員のみなさんや職員のみなさんが放射線をご自身で測定したことはあるのかな?実際にアラームが鳴って、数値がみるみるうちに上がっていくのを見たことがあるのかな?って思ったんですよね。職員のみなさんは、アラームがなるくらい高い数値を目の前で見たらどう思うんだろうかと。つまりは、私たちの放射線に対する不安をご理解いただけていないんじゃないかという素朴な疑問からでした。


でも実際はその場で線量を測定したりはしませんでしたし、袋から土を出したりもしませんでした。でも、私の目にはみなさんがとても嫌な顔をされているのはわかりました。だからこそ、自民党や公明党の議員さん、危機管理室長も「庁舎内に持ち込むのは不適切」という言葉で私を非難したのだと思います。


ぬかが議員が庇ってくださった時に、「それを持ってきたのは私です!」といつ立ち上がろうかとドキドキしていました。不適切なことは重々承知していました。だから事前に相談しに行ったのだし、委員会の直前にも「共産党の先生方の立場が悪くなってしまうようなら出さないで構いません。お任せします。」と伝えていました。


共産党の両委員も同様に、問題視されるのはわかっていらした。でも、あえて、私の気持ちを汲んで土を預かってくださったんです。だから、今回のことでご迷惑を掛けてしまったら本当に申し訳ないと思っていました。そして今回のことが陳情に思いを託しているみなさんにとって不利益にならないかと心配しています。


今回のことは、私が個人的に考えて実行したことで、他の陳情団体や、足立こどもを守る会でつながった方たちには一切関係ありません。


私の行為を批判した議員さんや職員の方のお考えも十分理解できます。でも、それは切羽詰まった末のことだということもご理解いただきたいと思います。決して「必要ない」の一言で納得できるものではありません。


わが家の子どもはこの春で中学校を卒業します。足立区のおいしい給食ともさよならです。だけど、これからたくさんの子どもがおいしい給食を楽しみにしている。その子どもたちに安全な給食を、保護者にとって安心な給食を提供していただきたいのです。食材の放射性物質検査を実施することは、風評被害の助長するものでも、足立区のおいしい給食事業を批判するものでもなんでもありません。


不安を払拭するために産地公表を続けるのなら、食材の測定も実施するべきです。食材の測定をしないなら、「放射性物質による内部被ばくが不安だから」というアレルギー以外の理由でも牛乳を飲まないで構わないという選択を持たせてください。


おいしい給食事業に26億円/年もかけられるなら、放射性物質の測定できますよね?


区は、この4年間で放射能汚染対策は出来る限りのことをやってきたと言います。私たち母親も、完璧じゃないけど精一杯のことやってきました。


「子どもの未来のために、今。新たなステージへ」と銘打った予算案が、真に子どものために実施されることを切に希望します。