2/26文教委員会

今年度最後の陳情審査

どもども。むーたんです。

足立区議会は2月20日(金)から第1回定例会がスタート。23日(月)から26日(木)に常任委員会が開かれ、今年度最後、選挙前最後の議案および陳情の審査が各委員会で行われました。

私は本会議初日と昨日の文教委員会、そして本日は本会議2日目を傍聴してきました。


本会議初日は各会派からの代表質問がありました。国会同様?野次が飛ぶ代表質問(笑)

代表質問に立ったのはこちらの4名の議員の皆様です。質問項目についてはこちらをどうぞ。


自由民主党 新井英生議員

公明党 きじまてるい議員

日本共産党 針谷みきお議員

足立区議会民主党 鈴木あきら議員


区議会のホームページに動画がアップされていますので、ぜひご覧ください。

本会議録画中継 平成27年 第1回定例会


本会議2日目の今日は、常任委員会で審査された議案(=区が提出した条例案)について採決がありました。詳細はこちらをどうぞ。


さて、今日の採決も大事なのですが、昨日の文教委員会の審査の様子についてちょこっとレポートします。各委員会の《会議次第》というのが区議会のホームページで公開されています。当日配布された資料なども公開しているので、どんな会議の内容だったか概要を知るのに便利です。

文教委員会会議次第 平成27年2月26日


中でも、私が毎度気になっているのがこちらの陳情の審査です。今回の採決の結果も書き添えます。


陳情の審査

 

23受理番号12 足立区の学校選択制の改善を求める陳情 採択

23受理番号13 足立の学校図書館に学校図書館職員(司書)の配置を求める陳情 継続

23受理番号14 足立区通級指導学級(情緒等)の宿泊学習についての陳情 継続

25受理番号15 「はだしのゲン」の漫画に関する陳情 継続

25受理番号20 教育基本法・学習指導要領の目標を達成するため、最も適した教科書の採択を求める陳情 継続

26受理番号21 平成28年度から使用する中学校教科書の採択にあたり、日本の真実の歴史と文化及び家族の大切さを理解し、適切な愛国心、道徳心を養いうる教科書の採択を求める陳情 継続


前にも書いたかもしれませんが、今回が年度最後の委員会なので、今回「採択」されなかった陳情は「廃案」になる運命です。でも「継続」はまだ調査研究の余地があり、現時点で「採択」は出来ないが「不採択」にも出来ないということなので、来年度の新しい区議会に同じ内容で陳情を提出することもできます。


この3本の陳情は平成23年の6月、つまり4年前の最初の定例会の時に出された陳情です。ずーっと継続だったんだね。(;_;)4年あったら子どもはかなり成長するのにな・・・


23受理番号12 足立区の学校選択制の改善を求める陳情

23受理番号13 足立の学校図書館に学校図書館職員(司書)の配置を求める陳情

23受理番号14 足立区通級指導学級(情緒等)の宿泊学習についての陳情


学校選択制に関する請願・陳情は平成21年にも出されていて、「審議未了」で一度廃案になっています。その後平成23年12月にまた改善を求めて陳情が提出され、今回ようやく採択されたことになります。内容は21年の時のものとほぼ同じですが、東日本大震災直後ということもあり、防災の観点からも改善をしてほしいというものになっています。


私自身も息子をいわゆる学区外に入学させたので、PTA活動などに参加する中で不便さに気付いたこともありましたね。またこれも私自身の経験ですが、希望の学校に入れなかったことを、数名の保護者が入学して最初の懇談会で、しかも担任の前で不満をぶちまけたのを目の当たりにしたので、やはりまったく問題ないとは言えないんだろうなと思っていました。


防災の面でという話も納得ですね。東日本大震災が発生した日、もあの日私はすぐに学校に息子を迎えに行きました。先生から同じ方面のお子さんを4、5人預かって、順番にお家に送り届けたのです。学区外ということは、通う児童の数も少ない。さらに、お仕事をしている方も多いので、すぐに迎えに行ける保護者も少ないわけです。


正直不安でしたね。家に誰もいなかったらどうしようとか、途中で大きな余震が来たらどうしようとか・・・学年が違ったりすれば当たり前に顔も名前もわからない、お家の事情もわからないことが多いですし・・・。まぁそれでもある程度覚悟を決めてお預かりしたわけですが、あとから聞いた話では、ご両親が帰宅難民になって真夜中まで一人で留守番してたという子もいたようです。さぞかし心細かったことでしょうね。


これは日頃の防犯の面でも同じことが言えると思います。校外パトロールも範囲外(実際は自分の学区のPTAの方がしてくださっている)になってしまうので、実際にわが子が通る道の安全が把握しづらいです。


とりあえず今回採択されたことで、「学校選択制」には改善点があるのだということは区も認めたことになると思うので、保護者のみなさんも何かお気付きのことがあれば具体的に教育委員会、学校教育部に声を届けたらいいと思います。


次に、学校の図書館に司書を配置して欲しいという陳情についてですが、これは小学校の図書ボランティアをやったことがあるお母さんならすごく理解できる内容だと思うんです。私も図書ボランティアの経験があるので、学校の先生方、児童、図書ボランティア(保護者や地域の方々)のみ~んなにメリットのあることだと思うので、この陳情はぜひ採択して欲しかったですねぇ。この件に関しては予算がつかないことにはどうにもならないと思うのですが、実際に中学校で効果が出ていると聞いていますし、国も「学級数が12以上の学校には司書教諭資格者を配置するように」としてはいるのですが、担任を持っている先生は図書ボランティアの面倒まで見れませんからね。中央図書館からアドバイスに来てくれたりもしますが、順番待ちでしょ?学校の統廃合を進めるなら、司書教諭の配置数も少なくて済むだろうし・・・(←これはちょっと嫌味で言ってるw)サクッと導入したらいいと思いますよ。


最後に、通級指導学級の宿泊学習についての陳情です。これは確か、一度実施していたものを廃止にしちゃったっていう経緯があるんですよね。区は「9割は通常学級の宿泊業時に参加できている」から問題ないとか言ってましたけど・・・


その元データはこちら。平成25年度の小学校の情緒等の通級学級の在籍者は66名(5年生+6年生)で、そのうち通常学級の宿泊学習に参加できた児童は58名(87.9%)だったそうです。参加しなかった児童は「体調不良、又は保護者のご判断等」が理由。この「保護者のご判断等」っていうのが私とっても気になるんですけど・・・|冫、)ジー 環境や条件が整えば参加できるお子さんには「宿泊学習」という貴重な体験ができるチャンスを与えてあげてほしい。っていうか、それこそ行政のお仕事ですよね?廃止するのはコストの問題でというわけではないと思うので、ぜひ再検討してください!子どもたちを平等に愛してくださいね♥


まだまだ気になる陳情があるのです。はい、こちら。


25受理番号15 「はだしのゲン」の漫画に関する陳情

25受理番号20 教育基本法・学習指導要領の目標を達成するため、最も適した教科書の採択を求める陳情

26受理番号21 平成28年度から使用する中学校教科書の採択にあたり、日本の真実の歴史と文化及び家族の大切さを理解し、適切な愛国心、道徳心を養いうる教科書の採択を求める陳情


この3本の陳情は結局全部「継続」になったので、一度廃案にはなるんですけどぉ・・


「はだしのゲン」の漫画に関する陳情


【陳情の趣旨】

 松江市教育委員会が「はだしのゲン」を子どもが自由に閲覧できない「閉架」の措置を取るよう市内の全市立小・中学校に求めていたことで、足立区の全区立小・中学校も子どもたちへの貸出禁止措置又は漫画廃棄をお願いいたします。


【理由】

  1. 「はだしのゲン」が、間違った歴史認識を教えているからです。
  2. 発達中の子どもたちに、残虐な描写は相応しくないからです。
  3. 原爆を落とされたのは、天皇陛下や旧日本軍の責任として描写されており、間違っているからです。
  4. 学校図書館法第1条「この法律は、学校図書館が、学校教育において欠くことのできない基礎的な設備であることにかんがみ、その健全な発達を図り、もつて学校教育を充実することを目的とする」の趣旨に反するからです。 (添付資料省略)

実際は、学校も元々高学年用の棚に配架したりして対応していたし、古い本は手に取られることが少ないんじゃないかなという私見。興味ある子には読んで欲しいけどね。それにしてもこの「松江市教育委員会がやったから足立区も」っていうのは・・・???この陳情はもう再提出しないでほしいわ~┐(´д`)┌


次にこの教科書採択に関する陳情ですが・・・教育委員会でもこれ審査されてるんですよね。平成26年第5回定例会の議事録(P5~8)をご覧ください。で、25受理番号20に関しては教育委員全員一致で不採択になっているんです。与党のみなさんはそれをご存知の上で審査されてますかね?まぁ、区議会と教育委員会の意見が違ってもいいんですけどね。議論らしい議論はしてなかった気がしますが・・・。じゃあなんで継続になるの?って思うけど、実はそれにはあるからくりがあるんですよね。ここに書くのはどうなのかなぁ~また今度にしよう(笑)


もう一つこの日の委員会でなるほどと思ったことがありました。それは日本共産党の佐藤議員の最後の発言でした。


足立区は小中学校だけでなく、保育園・幼稚園などのことも教育委員会が管轄しているので、そこに関連する議案や陳情はこの文教委員会と子ども施策調査特別委員会の両方に上がってくるんですよね。そうすると、佐藤議員は今期両方に所属していたので関連性が把握できたけれど、どちらか一方の委員会にだけ所属しているとわかりづらい部分もあったんではないかとおっしゃってました。具体的には、例えば待機児童のことは子ども施策調査特別委員会でいろいろ議論されるけれど、区から出される関連の議案審査は文教委員会でやるということなんですね。なるほどですよね。


とりあえず、通常委員会は今日で終わって、いよいよ来週月曜日からは予算特別委員会が始まります。これも本当は中継して欲しいくらい「面白い」と思うんですよね~!区長、副区長はじめ各部署から部課長が大集合、議員のみなさんと様々な質疑を繰り広げます。午前10時から夕方の4時まで(初日は9時半開始。12時から1時まで昼休憩)やってます。15分でもいいので来庁ついでにのぞいてみてください。傍聴券は区議会の建物の6階にある区議会事務局の受付カウンターでもらえます。名前と住所を書くだけの簡単な手続き。区民以外でも傍聴できるので、ぜひ立派な庁舎も見に来てください。残念ながら14階の展望レストランはリニューアル中でやってません。おいしい給食は4月からまた食べられるみたいです。


では今日はこの辺で。(つ∀-)オヤスミー